【報告】「主体的に学習する態度の育成」のための基調講演・ワークショップを実施いたしました

東京都は品川区立伊藤小学校さまにて、「主体的に学習する態度の育成」のための基調講演・ワークショップを実施いたしました。

当日桐田はリモートにて講演を行い、ワークショップのファシリテーションには桐田が憧れてやまない酪農教育の実践者であり、さまざまな地域での学校づくり、学級づくりのファシリテーターをされてきた横山先生(愛称よこぴぃさん)、そして伊藤小の研究主任の先生方に校内研修をワークショップの場に転換するための場の設えにご尽力いただきました。改めて御礼申し上げます。

今回、校内研究の主題が「主体的に学習する態度の育成」とのことだったので、自分が院生時代に参観した信濃の授業の事例を共有しながら、子どもたちのなかで次第に学びが進展していくプロセスを見取っていく「見とる力」を養いつつ、「明日、子どもたちのこんな姿に注目して実践してみようと、みんなで動き出せる」ことを目標にできたらと思い、NITSの研修プランA4を参考に自分なりにアレンジして実施してみました。

上段左:講演準備時の様子(とっても緊張していました……)
上段左以外:授業動画を見ながら、「主体的」「対話的」「深い」学びが実現されていると考えられる子どもたちの行動、言葉、振る舞いを自分なりに見取り、付箋にメモして、グループでまとめていくワークショップ時の様子。

結果として、自分はいつもの癖で喋り過ぎてしまったところもあったのですけれど、よこぴぃさんが皆さんの様子を見取りながら的確に時間を確保してくださったおかげで、主体的な学びの姿、そしてその学びを相互に支え合う学びの姿としての対話的な学び、深い学びそれぞれを見とるワークショップの雰囲気を作ることができ、「主体的に学習する態度は主体的な学びが中心だけど、それを達成するには対話的な学びや深い学びをしてないとできないことに気づいたという話を先生達がしていて、かなり深いところまで理解してもらえたと嬉しくなりました」、「終わった後に何人にも、どんな視点をもったらいいのか、自分の授業を振り返ることで分かったなど聞くことができました」と研究主任の先生方からフィードバックをいただけた時には、最低限の役目は果たせたのではないかと胸を撫で下ろしました……。

研修を行うにあたって自分なりに主体的に学習する態度の育成とその評価に関して調べていくなかで、多くの現場の先生が困っている印象を持ったので、今回まとめたスライド+講演原稿(一部、著作権や個人情報の観点から割愛しています)をPDFで共有したいと思います。このトピックにご関心または課題感のある学校現場の先生方、教育委員会の方々のお役に立てれば幸いですし、ご依頼があれば可能な限りお応えしたいと思っています。

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