本質を、見抜く

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久しぶりの構造構成ゼミ、「ゼロから考える本質のつかみ方」を、渋谷はConnecting the dots にて開催させていただいた。有難いことに満員御礼で、感謝しきり。

今回は、構造構成学の歴史と、本質観取の方法の講義、そして本質観取ゲームのワークショップを実施した。テーマは、「居心地の良いカフェの本質」。以下では、その個人的な振り返りをしたい。

今回紹介した方法は、構造構成学の源流のひとつ、現象学で使われている「本質観取」(Intuition of essences)という方法。この方法はすごくシンプル。

①本質をつかみたいテーマを決める

②そのテーマについて、あらゆるヴァリエーションを想像する(実在してなくてもよし)

③あらゆるヴァリエーションに共通している「共通項」を探し出す

今回のテーマでいえば、自分が経験したいろんな「居心地の良いカフェ」を想像する。場所も時間も関係なし。東京、沖縄、オーストラリア…どこでもかまわない。空想上の、物語のなかのカフェでも大丈夫。

想像できたら、「想像しうる、あらゆる居心地の良いカフェに共通していること(=本質)とは何か?」と本質を探し出す。これが実際に考えるとなると、とっても難しい。

けれど、皆と本質観取をすることで、お互いにいくつか共有できる本質に着目していること、また、まったく自分にはなかった観点から本質を洞察していることにも気付くことができる。

しかも、いろんなひとが見出した本質を通して、自他の関心の偏りに気付くこともできる。いろんな関心から抜き出された本質が足場として機能することで、さらにより深い本質へと問いを進めることもできる。

だから、面白い。

今回やってみたところ、居心地の良いカフェの場としての本質である、「空間」や「行動の自由度」、「人とのつながり」といった側面に、みなさん気付かれていったのが印象的だった。

これは余談というかリフレクションだが、やはり居心地の良さという価値を抜きにして、「カフェの本質を考える」となるとなかなか出て来ないんじゃないかと思っている。

関心を設定しておくことで、本質を抜き出す視点がもっとシャープになるのではないか。また、コトバだけで無くイメージでの本質観取も面白そう。さて、次回はどんなテーマにしようか…

…と妄想していると、そんなことより自分のファシリテーターとしての能力をもっと養えよという内なる声が聞こえてきたので、ここで一端筆を置き、自分のリフレクションへと挑むことにする。

もっともっと、自分にも世界にも、本質的な気付きを。

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